Mさん(女性)
私は計6回のセラピーを体験させていただきました。
初めはどんな風になるのかと緊張していましたが、気さくでやさしく温かいお人柄でしたので、安心して毎回とても楽しみに受けることができました。セラピーは初めてでしたが、事前に言いたくないことは無理に言わなくてよいこと、セラピー中に不都合があれば遠慮なく言ってよいこと等伝えていただき、自分のペースで安心して臨むことができました。
また、導入から少しずつはじめていただいたので、リラックスして受けられたと思います。
実際には、セラピーを通して4つの過去世とインナーチャイルドに会うことができました。そして、私の心に最も変化をもたらしてくれたものは、家族との深いつながり(絆)がわかったということでした。
現在、私は夫(会社員)と、長女、長男(ともに中学生)の4人家族ですが夫とは過去世でも夫婦でした。
ネイティブアメリカンで性別は入れ替わっていましたが、とても愛していたこと。また、長男は私が一番楽しかった過去世とする紀元前ギリシャでの人生において、最も尊敬する大好きな父だったこと。そしていずれも突然の死別を体験していることがわかりました。
他にも妹とのつながりについての回帰、インナーチャイルドとの出会いなどがありました。これらの体験を通して、私たちの魂が何度も生まれ変わり、家族や縁ある人々と役割を入れ替わりながらその時々の人生のテーマに応じてお互いに様々なことを学んでいるのだと実感しました。
好きな人、苦手な人、人間関係は色々ありますが、ゆえなくして結果なし。
自分と関わる全ての人々が、実は過去世から何がしかの縁がある人々なのだとわかり、何かトラブルが起きても以前より落ち着いて対応できるようになったと思います。
セラピーを通して過去世でのつらく悲しい体験を知ったからこそ、今の家族でいられる幸せが、どれほどかけがえのない宝物であるかがよくわかるのです。
子どもたちの部活と塾に追われ、毎日ドタバタとあわただしく過ごしながらもときおり思い出して現在のあたたかい幸せに感謝している私です。
Oさん(女性) 私が過去世から学んだこと
物心ついたときから虚弱で3度死線をさ迷うという人生でした。
特にこの20年前に次男を死産しその時に推定で6500ccの出血4500Cccの輸血。3人の方々に献血していただき2600ccを全血輸血しています。その影響もあってでしょうか、この20年は頭痛・めまい体のこわばり・だるさ・低体温等身体の不調と精神的にも欝状態に悩まされとても辛い日々でした。
小さい時から身体が弱かったために人並みのことが出来ず、また、父も身体が弱く働けず、貧しい家庭の中で育つなか、いわれの無い差別なども経験し、とてもコンプレックスが強い自分が大嫌いな人間でした。
ですからこんな自分を変えたくてコンプレックスを手放すことを試みました。お陰さまでそれはどんなコンプレックスかを整理し、いつ植え込まれたかを自分の中で確認し最後は完全に手放すことが出来ました。
そして自分が大嫌いだったのが、うそのように消えました。
しかし、身体がまだ思わしくありません。心と身体は表裏一体と思っていたので何が原因か分からないままでいた時、過去生での体験が現在の問題になっていることがあると知り、療法をうけることにしました。
最初は、なかなか緊張で入れませんでしたが、なんと出てきた映像は私が家でワイス博士のCDを聞きながら退行催眠を何度かトライしたものと同じでした。
家でやっていた時はある程度まできたら、その先はいけませんでしたが誘導とともに映像はどんどん変わっていきました。
それはギリシャ時代かと思われます。その時私は少年でした。
大きな礼拝堂にたくさんの人がいます。私はその町で幸せな子ども時代を過ごし、結婚し息子がいました。
問題が起こった時にトリップした時です。
私は40歳~50歳ではないかと思われます。
ある日何があったのか理由は分かりませんが、家に帰ると女房と息子が兵士に殺されていたのです。
その映像が出てきた時、悲しみで心が一杯になり涙が出てきました。
その中の私はあまりのショックで生きる希望を失い、水も食事もとらず壁に背を当てひざを抱え数日過ごしているうちに彼は亡くなりました。形を変えた自殺でした。
背中から抜け出た私は光に包まれその人生を、振り返るようにいわれました。
私の口から思わぬ言葉が出てきました。
「彼らを許し、身体に栄養を与え、人生を完了するべきだった。」
そのためでしょうか。今生何度も死線をさ迷いながらも、また、どんなに苦しい時も人生をまっとうしなければと、心の底にあるのを納得しました。また、赦し(許し)がいかに大切かも教えられました。
Mさん(男性) 前世療法を体験して
前世療法、退行催眠、いずれの言葉も私にはピンとこない言葉でしたが、知人の紹介で体験の機会をいただきました。
「高い所が怖い。」「目をつぶると高い所から落ちていく感覚がリアルに再現されるようで身がすくむ。」
このことに関わる前世を知るための退行催眠を行ないました。
気が付くと私は高層ビルの上に立っていました。階下を見下ろすと、パトカーや消防車やたくさんの人だかりが、米粒のよう見えます。私は今正に飛び降りようとしていました。その様子をセラピストに伝えると、「何故飛び降りようとしたのかがわかるところまで、時間を戻してみましょう・・・。」との誘導を受け気持ちを穏やかに保っていると、夕暮れ時のダイニングで、金髪の太った母親から何やら厳しく叱責を受けている自分の姿が浮かびました。どうやらここはアメリカのようでした。
私は、30歳前後の知的障害のある男性でした。母親は、私の面倒を見ることに疲れた様子で、「いい年齢(とし)して、仕事にも就かずにフラフラして!まったく手がかかるよ!」と、夕食の支度をしながら、私に厳しい言葉を続けました。
私は胸の詰まる思いで、「これ以上、母に迷惑をかけるわけにはいかない。」と、死を決意したのでした。
その後セラピストから「この人生の中で最も重要なポイントに時間を移動してみましょう。」と誘導されましたが、結局は最初の高層ビルの上へ。
「では、この人生の中で一番楽しかったポイントへ。」との誘導で時間を戻すと庭で大きな白い犬を抱きしめ、寄り添い遊んでいる光景が浮かび、楽しい気持ちもよみがえってきました。このときの人生において、私の至福の時間は愛犬(名前はジョン)と一緒にいることだったのです。
そして再度、最初のビルの上へと時間を進め、その続きを見届けました。
私はゆっくりと身を投げ、そして命を失いました。
肉体を離れた魂が上へ上へと昇っていきます。母親が泣き崩れているビジョンも見えます。
このとき私は、「母さんも僕を愛してくれていたのか・・・。」と思うと同時に、「だったらもう少しわかりやすく愛情表現をしてくれればよかったのに・・・。」と思っていました。自ら命を絶ったことへの後悔はありませんでしたが、『この方法は間違いだった。』と一瞬にして気付いていました。
どんなことがあっても、自ら命を絶つというのは、方法として間違っているのです。そのことには、肉体を離れた瞬間に気付きました。
それから上へ上へと昇っていき、いわゆる天に昇るくらいまで上へ行くと、まぶしい光に包まれました。温かくて、優しくて、何でも受け入れてくれそうで、でも決して容易くなく、威厳のある大きな大きな光でした。
私は光の存在に伺いました。
私)「私は誰かを幸せにできているでしょうか?」
光)「もちろんだ。」
私)「ずいぶん失敗もしましたし、裏切りもしましたが。」
光)「許される。すべて許される。」
このとき私は、失敗しても何度でもやり直せるというメッセージを受け取りました。そして誰もが、愛し、愛される存在であることを認識しました。
この過去世での母親は、外見はまったく違いますが、確かに現在の母親でした。
つまり私たち親子は、過去世において、異国の地で親子として生き、コミュニケーション不足が原因で子どもが先に命を絶つという生涯を歩みました。
そして今、そのときの失敗をやり直そうと、再び親子として、今度は日本の国で生きているのです。今の母親は、私が幼い頃から、言葉、態度、行動すべてにおいて、「子どもが何より大切な存在で、何より愛している」と表現してくれています。
私もたっぷりの愛情に育まれていく中で、幼い頃から「僕が死んだら、父さんや母さんが悲しむ」というハッキリとした思いがあり、自ら命を絶つという選択肢を今まで一度も考えたことはありません。
人生は、何度でもやり直せるのです。今生だけでやり直せなくても、未来世において必ずやり直せるのです。
前世療法を通じて、魂は生き続けているということを実感しました。
今の自分も過去世においてさまざまな経験を積んできているということを知り頭で細々と考えるより、魂の経験に(つまり直感に)従うことを大切にしようと感じました。
また、過去の体験が今を創っているように、今の体験が未来を創っていることも同時に理解しました。
「今生」という短い期間に限ってではなく、この後もずっと続いていく、終わらない未来のためにも、貴重な「今」を日々真剣に生きたいと感じるようになりました。
過去世が色んな国の色んな時代に生きてきたことを知り、自国だ他国だと争う必要もなければ、侵略やテロ、戦争などの忌まわしい争いごとがいかに無益かをあらためて確信しました。今攻撃の対象としている国や民族が、かつては自分の生きていた国や民族かも知れないし、この先々で生まれ行くところかも知れないのです。
何一つ争う必要はないし、いがみ合う必要もありません。愛し合うことなのです。
この前世療法の最も素晴らしいところは、『魂は生き続けている』ということを知ることにあると思います。
この事実を知ることによって、目の前に起こる一つ一つの事象に、振り回されることが激減しました。(まだたまにはありますが・・・)
魂の成長のために、私たちはこの世に生まれてきます。
現世で起こるさまざまな事象は、魂が成長するための練習問題です。
その問題の回答が、正解なのか不正解なのかを判定するのは、人間としての自分でも、周囲の人々でも、会社の上司でもなく、魂たる自分です。
失敗を学ぶための練習問題だとすれば、失敗することこそが「正解」で、痛みを理解するための練習問題だとすれば、そこから痛みを味わい、辛い、苦しいと感じ得ることこそが「正解」なのです。
私は今まで、失敗や苦しみを伴わないことが正解のように思っていた節がありました。
辛い、苦しい出来事があると、何か心のあり方が間違えているから、このような辛い目に遭うのだと考えたりもしていました。
でも、退行催眠を通じて、この辛さや苦しみには「大いなる学びがある」と理解できるようになりました。
こんな試練に直面できるほど、自分のレベルは向上してきたのだと、喜びの気持ちすら覚えるときがあります。
常に進化に向けて生き続けていることを知り、何が起きてもすべてが重要な学びであり、すべてが順調に進んでいるということを理解できたことによって生きることへの喜びと勇気、体験への感謝、そして愛し愛されることの尊さを知りました。
今私は、会社員として仕事をする上で、苦しい場面に直面すると、あのときのビルの屋上を思い出します。
仕事に就けないことを苦にして命を絶ったあのときを。
すべては最良の学びの機会として、与えられています。
過去も、現在も、そして未来も。
前世療法、退行催眠は、生きることの素晴らしさを教えてくれました。
Sさん(女性) 二回のセッションを受けて
私は子供の頃から緊張症で悩んでいました。
そのために人前を避けたり積極的に行動できない等、不自由を感じていました。
自分のこれまでを振り返ってみると、特に人前で大きな失敗をした事もなく何故ここまで緊張するのか不思議に思っていました。
そんな折、知人からブランアン・ワイス博士の『前世療法』という本を紹介され、過去世催眠というものに興味を持ちました。
インターネットで調べ、ご夫婦で過去世催眠に取り組んでいることまた、医療関係の方だという事でここにしてみようと決心しました。
最初の催眠セッションの時は、ほんとうに何かが見えるのか、安全なのか等不安だらけでしたが、過去世催眠について丁寧に説明をしてもらい、安心してセッションを始める事ができました。
また催眠に入る前のカウンセリングで、私の『緊張感』には『男性恐怖』が強く関わっていることに気づきました。
呼吸をしながらゆっくりと情景を思い浮かべて行き『心の準備ができているところ』へ行きました。
私は石畳の道の上で立っている、ジャンという西洋の男性でした。
父・母・姉がいましたが、32才の時に家が焼け家族は火事に巻き込まれ死にました。
ジャンは一人孤独な人生を歩んでいたようです。
48歳の時、ひとりバーで飲んでいるときにバーの客とケンカになりボコボコにされてしまいました。
ひどくみじめで、孤独な気持ちで夜の石畳を、自殺を考えながら、歩いていました。
しかし、ふと立ち寄った広場で輝く夜景を眺めながら決心したようです。
孤独な人生を終わりにしようと。
それからジャンはとても若い女性と結婚し、2人の子供ができました。
78歳で病死するまで、彼はとても幸せでした。
最後妻に看取られるとき、とても深く彼女に感謝しました。
『孤独な自分を救ってくれてありがとう!』
その時の妻が今の私の母だったように思います。
現世でも私の孤独を救ってくれている一番の人かもしれません。
この時に学んだことは、決断すること。 そして人生を楽しむこと。
本当は家族を皆失った後、それを引きずり孤独でいるのではなく新しい家族を持つ努力ももっと早くすれば良かったという後悔と学びがこの人生にあった気がします。
自分では「これが私だ」とかはっきりとした感覚はセッションを受けている感覚はありませんでした。
なんとなく、空想のようなものなのかな、と思いながら心地よい感覚に身を任せていたと思います。
最初のセッションでは『緊張感』『男性恐怖』には直接的には関わりのない過去世でした。
日を改めて、2度目のセッション。
『緊張症になったとき』までさかのぼりました。
カブリエラという女性の人生でした。
彼女はまだ14歳程の学生で、教室の壇上の上にいました。
クラスで何かを発表しなくてはいけない様でした。
ちょっとした時に頭が真っ白になってしまい、うまく話せなくなりました。
クラスの男子がからかい始め、そのまま、発表は中断してしまいました。
それ以降、彼女はクラスでいじめにあっていた様です。いつも一人でいましたz。
とても孤独な人生で、家族の存在も希薄なものだったようです。
18歳で好きな人ができ、一人から開放される時間を過ごしましたがそれもつかの間、彼に別に好きな女性が現れふられました。
結局また一人となり、彼女は絶望から崖の上から飛び降り自殺をしました。
死んでから、なお彼女は悲しんでいました。
この時の学びはあまりなく、ひやかされた事を許そうとしていました。
みんな緊張しているのは一緒なんだ、と。
『緊張症』に関しての前世の経験は、ごくあたりまえの経験で心に響いてきませんでした。
このセッションで改めて、自分は『緊張症』ではなく『男性恐怖』なんだと気づきました。
まだ『男性恐怖』についてのセッションは行っていませんが、今後心の準備が出来た時、またお世話になりたいと思っています。
セッションの終盤、白い光の元へ上がっていくというイメージをしますがその時はとても気持ちよく楽しい気持ちになりました。
2回のセッション共、同じ様なメッセージをもらいました。
『安心しなさい、楽しみなさい』
亡くなった祖父や愛犬にも再会しました。
久しぶりに愛犬を抱っこした時は、忘れていた毛の感触や匂い等思い出してきて、涙ぐんだりもしました。
とても不思議な体験でした。
守られているということを、つい忘れてしまいがちなのですが日々それを感じながら楽しんで生きていけるように頑張ってみようと思います。